身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

不安。

 今日は、昨日の旅行記というか楽しい話題を書こうと思っていた。例えば、往きの電車の中で、前に立っている人のディパックに「タコスを見せろ!」って書いてあったり。

f:id:urigayatsu:20180602231041j:plain

 

 実家のある町は団地町で、分譲と賃貸と一戸建てのエリアがあるのだけど、廃れてしまって、分譲エリアに住む友人が、ウチなんて老衰で人が死んだ後の家が40万円で売りに出ているという話とか。

f:id:urigayatsu:20180602231042j:plain

 

 私の実家は一戸建てエリアにあるのだが、90坪あるのに1,500万円とか。庭も、昔はゴルフ場のグリーンのように整えられていたのだが、齢90歳になる両親には手入れをすることもできず荒れ放題。

 東京駅からJR直通の地下鉄で40分のエリアなのに、どうしてこうも廃れてしまったのか。Uターンという言葉があるが、昨日書いたように、この地域は東京出身の人が多く、東京に戻っているのかもしれない。

 

 帰ってきて、思いつめていたのかなにか、ネットで変なものを買い物しているし、今朝は午前10時半まで起きられなかった。起きてからも何もする気がしない。

 万引きしそうになり、くつろげる喫茶店でコーヒーを飲んでも駄目、酒を飲んでも駄目、友人に会っても両親の顔を見ても駄目。それどころか、むしろ落ち込んでいる。

 両親は、認定は受けていないが、要介護レベル。実家に帰るのは1ヶ月ぶりだが、それまでは2年に1回、帰ればいい方だったのに、何となく不安になっていたこともある。

 そんな両親に万引きしてしまいそうになったとは、とうぜん言えない。それどころか、逆に更なる不安材料を抱え込むことになってしまった。両親が死んだら、私の生活は立ちいかなくなる。

f:id:urigayatsu:20180603120412p:plain

 

 これが一番大きいが、まさか両親が精神的な支えになるとは思ってもみなかった。私は、どの医者も両親が原因で病気になったと言われるくらい、両親からは酷い扱いを受けてきた。

 本人たちは、酷いどころか良かれと思ってやっているのからタチが悪い。虐待なら本人たちも自覚しているから辞めさせることができるが、教育・躾だと思っているのだから困ったものだ。

 

 しかし、なんか堪えた。玄関の鍵も閉めずに寝ていて、よほど気が動転していたのだろう。動転といってもパニックというより、もっとジワジワしたやつ。少し、ゆっくりします。このBlogも、更新はするけど、脱力したものになるかも。