身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

Tokyo Sihgtseeners' Guide - Odaiba Part 1


月の光 ドビュッシー

 

 昨日、よく読ませていただいているBlog「静かな音楽」のエントリーがアップされていて癒された。

 昨日の東京は満月。私からも静かな曲を1曲。夏目漱石でなくても、恋をしていなくても、「月が綺麗ですね。」と言いたい。

 今日の東京は雨。心地よい疲れの中で、これを書いている。学生時代、神田駅前まで自転車で通っていた日々を思い出す。

 さて、この"Tokyo Sihgtseeners' Guide"シリーズ、自分の記録だけで観光案内になっていないなと思うが、けっこう読まれている。

 硬派文学のBlogを目指していたはずが、このシリーズを読んでくれる人がいるのなら「少し」本腰を入れようかとも思う。

 方向性として、実際に東京に来てくれる人のための「ガイド」にするか、東京の写真を楽しんでもらうことにするか、考えます。

 

 さて、昨日はお台場まで歩いた。何回かお台場までは来てはいるのだけど、お台場に着いてから、すぐにリターンしてしまっていた。

 レインボーブリッジの内陸部側は芝浦になる。前に書いたが、田町駅芝浦口を出て、とにかく真っ直ぐだ。整備されていないが、道は合ってます。

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 いつも品川側(サウスルート)を歩いているので、今回は晴海側(ノースルート)を歩く。ゆっくり歩いても30分かからない程度だ。

 芝浦埠頭には様々な貨物船が着いていて、私も新卒で入った会社が海運業だったので何回か見学も兼ねて来ている。

 そのときは普通の貨物(機械など)を扱っていたのでコンテナ船の見学ばかりだった。今回、初めて小型タンカーからホースが引かれているのを見る。

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 しばらく向かうと、東京湾が一望。墨田川も下流に来ると川幅が広いんだなと思ったら、晴海埠頭と豊洲ふ頭の間のドッグだった。

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 ちょっと見づらいがスカイツリーも見える。レインボーブリッジからスカイツリーを見るのは初めてだが、東京中いたるところから見えるとは、意外と高い。

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 身も蓋もないことを書いてしまえば、海の上に架かっている普通の橋です。潮の臭いもあまりしない。

 同じアングルで写真を撮らなかったが、下は1993年にレインボーブリッジから私が撮った写真。たぶん写真を撮らなかったということは良い景色ではなかったのかも。

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 この写真だと、東京タワーや貿易センタービル(ちょっと説明しにくい)、日本電気(左のツクシ型のビル)などが見える。

 さて、お台場到着。いやでも目に入るのが、この球体。地元の人は誰もフジテレビと言わず球体と言う。アサヒビールをウンコビルと呼ぶようなもの。

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 手前の建物はデックス東京ビーチ。その前の樹が台場公園と、離れ小島になっている六号台場。船でたまに上陸している人がいる。

 この辺で思い出話でも。私がお台場に初めて行ったのは、まだレインボーブリッジができる前。当時は東京湾トンネルしか道がなかった。

 しかも東京湾トンネルは高速道路しか走っていない。高速道路を通る唯一の都バスが走っていて、品川駅から乗る。

 まだ埋め立ても始まるか始まらないかで、地名も台場ではなく13号地と呼ばれていた(江東区側から1号地・2号地… となる)。

 当時のお台場はウィンドサーフィンをしている人が多かった。飲食店も、今の小学校のところに売店がひとつあるだけ。

 私は、せっかく海に来たのだからとズボンの裾を捲って海に入ったのだが、臭くてドロドロで、帰りのバスで冷汗をかくことに。

 お台場のメインストリート(今、地図を見たら湾岸道路というらしい)を真っ直ぐ進む。ここも、取り立てて何もない。そしてフジテレビ。

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 背後に見えるエスカレーターに7階屋上庭園行きと書かれているので、とりあえず乗ってみたらビルの屋上のようなところだった。

 喫茶店みたいなものでもあるかと思ったら、番組グッズを売る売店しかない。いつからテレビ局って、こんなになったのだろう。

 ここも思い出話になってしまうが、昔のテレビ局というのは大きなロビーがあり、軽食が取れる喫茶店みたいなものがあった。

 「めざましテレビのスタジオが見られます」と呼び込みをしているので、どこかと思うと展望台だという。展望台の入場料が550円。やめた。

 そのまま、埋め立て地の先端(?)まで歩く。そろそろ昼食のことも考え始める。ちなみにホテル街(書き方が…)にある台場駅は、こんな感じ。

※音が出ます


2018年05月29日・ゆりかもめ台場駅

 

 

 それからレインボーブリッジの方に戻る。ホテルの周辺は、アミューズメント施設が多いデックスと違って外国人観光客が多い。そしてスタチュー・オブ・リバティー

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 もう正午近くで、お昼を摂る場所に困る。最初見た建物はモンスーンカフェ・ゼスト権八と、ワールドダイニングの店舗しか入っていなかった。

 これらは飲み屋という感覚がある私はスルー。ゼストは恵比寿に大きいのがあったとき、よく行った。と思ったら6年前か(苦笑)。

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 それにしても昼食を摂るところがない。途中、Eggs ’n Thingsを通ったら、ウェートレスの女の子が素敵なスマイルをくれてキュン死(笑)しそうだった。

 原宿でも行列ができている人気店、行ってみようと思うがメニューを見るとオムレツか甘いものしかない。ご飯が食べたい。

 ステーキランチをやっているところがあって、おぉ、帰りに歩くためにもスタミナを付けようと思うが3,980円…。

 会社もあるのに、サラリーマンは、どこへ行っているのだろうと思うと、チェーンの蕎麦屋とんかつ屋。どっちも食べたばかりだ。

 結局は、マクドナルド(苦笑)。しかし、ここもサラリーマンが多い。特に、おそらくアメリカ人のワイシャツにネクタイをした人。

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 結局はマクドナルド(苦笑)。でも、ゆっくりできて良かった。スマートフォンWi-Fiがオフになっていてデータを使いすぎ、通信制限を食らっているので、Wi-Fiが入るのは有難い。

 帰りも歩くぞ! と思ったのだが、バス停の目の前を通ったら、ちょうどバスが来て乗ってしまった。バスの車窓から見える風景は、こんな感じ。

※音が出ます。この映像は以前に撮ったもの。


2018年05月24日・お台場レインボーバスよりレインボーブリッジ

 

 このバスは田町駅も止まるのだけど、歩き足りないので品川の終点まで乗る。そこから家まで歩くかな… と思ったら高輪に住む友人が捕まった。

 そして、昨日、書いた、天王洲にあるカフェに行ったのだけど、あのコーヒーの不味さは何とかしてほしいな。

 隣のビール屋も、他の店の客だからと追い返すし、シェーカーの振り方も雑だ(おそらく氷を粗く削っていて、シェーカーを荒く振ると氷が解ける)。

 カップルと、こじゃれた女性がたくさんいたが、これらの店は、おそらく2度と行かないだろう。

 という訳で2万歩歩いて、今日のエントリーは終わりです。かなり長くなってしまった。

 毎度毎度、文章の質を上げると書いたのにダラダラと書いてしまって申し訳ありません。ちゃんと構成を考えて書かなくては。