身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

起きて普通の生活がしたい。

 普通の生活って何? と言われるかもしれないが、毎日とはいかなくてもシャワーを浴びて、部屋を掃除して… そんな生活。勤めは、まだ先でいいや。

 とにかく部屋が汚いのに耐えられない。前に書いたかもしれないが、いつ死んでもいいように部屋を奇麗にしているのだろうと言って汚部屋化した人間がいた。

 さらに、子供のときに物欲を満たしてもらっていないのだからと物を買うことを勧められて、今は家は2DKあるのに布団1枚引くのが、やっとだ。貯金も300万円がゼロになった。

 のちに、その人の部屋の写真を見たのだが、食べ物のカスの生ゴミと思える物さえ床の上に散らばっていて足の踏み場もない。しかも一人暮らしではないのだ。

 親にも「家に上げてはいけない人を家に上げてしまった」と言われた。しかし、その親さえ、調子が悪いと言うと風邪か花粉症という認識。

 今の先生は環境に対する理解があって、キチガイ家族の理解者だと思って自分を慰めてやりなさいと言ってくれる。

 もう何日間も、1日に2時間、この時間に活動できれば良いほうという生活を送っている。当然、シャワーも浴びられない。気持ち悪い。

 

 それでも前任の医師の時よりは良い。前任の医師の時は、薬も、ほとんど出してくれず、心臓が針の筵の上で転がされているようだった。

 当時のBlogに心疾患より酷いと書いたら心疾患を舐めるなと書かれた。舐めちゃいない、こっちはエコノミークラス症候群を体験しているんだと書いたら黙って消された。

 本当に朝から晩まで心臓が痛く、布団の上で、のたうち回っていた。1日が終わってホッとするかというと、寝付いて1時間もせずに、その感覚で目が覚めた。

 食事を買いにも行けず、寓居1階にあるコンビニで1日1食、コンビニ弁当を買って食べるのが精いっぱい。コンビニ弁当はウンザリだが、それしか買いに行けない。

 前任の医師に心臓が針の筵の上で転がされているようと訴えても「ゴロゴロしていたいための言い訳」と言われ、そのために眠れないと訴えても「夜更かししたいための言い訳」と言われた。

 その医師は、私が普通の生活をしたいと思っていること自体を信じなかった。風呂に入れなかったり外出できないときも、また「言い訳」だと言われた。

 「風呂に入るのが億劫でも社会人は次の日があるから入るんです」と言われた。億劫でなく入れないのだと言っても信じてくれない。

 体調が良くなったときが数日だけあった。そのときは、身体が気持ち悪いなぁと、ささぁとシャワーを浴びたのだが、そう言ったら、その医師は驚愕した。

 その医師に掛かったのは2年ほどだと思う。このままでは死んでしまうと思い医者を変えた。医者と患者という関係でなかったら殴っていたかもしれない。

 いくつかのクリニックに電話をしたが、快く診ましょうと言ってくれたのは現在の医師だけだった。大学病院では同じ閨閥の医者の患者は診られないと言われた。

 以前、出てきたマスコミ御用達の医師ではないが、他のマスコミ御用達の医師は話を聞く前から診察拒否をした。

 マスコミに出ることも、それで稼ぐことも否定はしない。しかし、それが重要なら、診察を疎かにせず止めるべきだろうと思う。

 

 毎日、夜、滝のような汗をかいて目が覚める。しかし、身体が動かず着替えることもできず、皮膚が剥離してしまっている。できれば起きたらシャワーを浴びたい。

 今日は患者が一杯ということで電話でしか話ができなかったが、次の診察は木曜日。それまで穏やかに過ごせればと思う。