身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

医者の治療(?)がトラウマ。

 今、午前5時、悪夢で魘(うな)された上に目が覚めた。

 

 書いたかもしれないが、前任の主治医は、1日中、心臓が針の筵の上で転がされているようで起きているのも辛いと訴えるとゴロゴロしたいための言い訳、夜も一睡したところで心臓が痛くてドキッとして目が覚め1時間も眠れないと言うと夜更かししたいための言い訳と言われた。ゴロゴロするから薬を止める、夜更かしするなら眠剤を止めると言われ、薬も、ぜんぶ切られた。

 もう私のことを言い訳を作って何もしない堕落した人間だと括っていて、行くたびに毎回、説教だった。社会人は億劫でも翌日のことがあるからシャワーを浴びるんです、とか。だから億劫なんじゃなくて浴びられないんだ! と声を上げるのもバカらしかった。どうせ考えは改まらない。

 もう、この患者はウソ付きだと思ったら、全部、私がキチンとしていた時のことのことは嘘のように映るようだった。過去の職歴について話しても、そうだ。一部上場企業で働いていたと言っても、何を夢みたいなことを言っているんですかとか、少し表現を柔らかくして、今のあなたにはできません、とか。調子が良いときに、悪夢で汗をかいてシャワーを2回浴びたと言ったら絶句していた。

 

 そして私は医者を変えた。新しい医者は○○君(前任の医師)は頭が固いといって薬を出してくれた。今は快調な日常生活を送っている。このときも、私の父は、「親は○○先生のような素晴らしい医師に当たって喜んでいるのに痛いところを突かれて医者を変えるとは言語道断」という手紙を書いてきた。原因が親にあるとか私を労わってなどと言われて気に食わないと自分たちが気に入った医者に変えた。痛いところを突かれて医者を変えたのは、どっちだ。

 これも書いたことだが、親は、自分が気に入った殺人病院ともいえる病院に入院させるために、医者と結託して私を拉致までした。その病院では、外部に訴えられないように手紙や電話という外部への連絡の一切を禁じる違法行為に出た。一生、外には出さないぞと言われた。そして私は外部へ連絡するためにネットに接続しているPCをハッキングしたが、病院は支持者を門前払いしたことは、このBlogの初回エントリーで書いた通り。

 

 しかし、この話、なかなか信じてもらえない。その前に、親が虐待に近いことをして良くなるものも良くならない時点で、いろいろな相談機関に相談をした。一番ひどいのはビフレンダーズ協会の「東京自殺防止センター」で、からかっている、釣りだと言われた。私が住む東京都港区の障害者虐待防止ダイアルに架けたら病気による妄想だと思われたらしく鼻で笑われた。下卑た笑いで本当に「へへっ」と言うのは40年以上生きてきて初めて聞いた。

 もっともマトモなのは法務省だった。最初は人権擁護委員が出て、親に負けない精神力を持ちなさいと1時間も説教された。次に電話をしたときはプロパーな職員が出て、本人が言っても説得力がないのは、むべなるかなと思うと言われた。親に反対されても、とにかく医者を変えて、医者に警察へ言ってもらいなさい。親が干渉してきたら、それこそ現実だという証拠になるので、思うつぼですと。

 

 今日の夢は、病院から逃げても逃げても連れ戻され、殺されそうになる夢だった。これも既述のように、その病院は、医師が、ウチは姥捨て山ですぜと廃人にして閉じ込めておくことを家族にプロモーションしていたし、実際に知人がそうなっているのも見た。110番通報した患者もいた。これは書いていないかもしれないが、高校時代、生まれて初めて入院させられて国立の精神病院でも親の言うことを鵜呑みにして注射で眠らされた。しかも消毒せずに打たれて、今でも夏になると、そこが膿む。

 

 こういう恐怖体験は、おそらく一生、記憶から消えないだろう。