身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

近所のオシャレなオネエサンがサンタクロース?

 私はギリギリ、バブル世代に入るので(実際に社会に出たのは弾けたのち)、クリスマスというと、松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」。友人のコピーライターは、クリスマスイブを「ホテルが揺れる日」と表現していた。

昔 となりのおしゃれなおねえさんは
クリスマスの日 私に云った
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る

  今夜8時に誰も来るあてのない私は朝からビールを飲んでいた。そうしたら午前11時に電話があって、近所(っていっても5㎞くらい先)のオシャレなオネエサンが急に来ると言う。私の近所のJRの駅に人を見送りに行ったらしい。

 寝間着で(苦笑)ビールを飲んでいた私は、慌てて着替える。オネエサンはコンビニでビールとツマミを買ってきてくれたけど、私は、もう出来上がっている(というか午後9時現在、まだ私は酔って頭が痛い)。すぐに昼になり、どこか食事に行こうということになった。

 うちの周りには悲しいほど飲食店がない。近所の駅は地下鉄が2本通っているのだが、隣の4駅には駅前にマクドナルドがあるのに、なぜか乗換駅の私のうちの周りには、スターバックスというオシャレで高い店しかない(あ、サイゼリヤがある)。

 麻布十番に昼食を摂りに行くが、いっときは流行の場所だった麻布十番もカップルがいない。ファミレスに入っても、子供連れの母親ばかり。今夜は父親不在なのか…。子供も小学校に上がるか上がらないかなのに眼鏡を掛けていて、なんか可哀想。

 六本木ヒルズを通ったが、けやき坂とか森タワーとかのメインの場所は通らなかった。広尾の街も、あまりクリスマスっぽくなく、おかげで周りはクリスマスなのに… という気分にはならなかった。なにより兄弟がいない私には他人と一緒にいることじたい珍しい。

 夜は予定があるとのことなので昼食後に解散となりましたが、丸1日ひとりでなくて、ちょっと寂しくはない(笑)。ちなみに私45歳、オネエサン57歳。いつまでも、よき姉貴分でいてください。