身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

個人情報を暴いた自分は凄い?

 時事問題を扱うのが遅いと文句を言われていた瓜ヶ谷です。考えるキッカケは、それではないのだけど、座間の惨殺事件で被害者の顔写真が公開されたことが批判を浴びているということに関して、少し書きたいと思う。

 週刊誌の有名人不倫報道ではないけれど、なんとなく、その裏にはマスコミの「調査能力を誇りたい」という欲求がある気がする。他社に先んじて自分のところが報道した=勝ったという方程式のように。

 

 昨日、書いたのだけど、Facebookの、かつての知り合い(友達)から自分に嫌がらせをしているのは私ではないかと問い合わせがあった。理由は、私しか知らないような個人情報をバラ撒かれているからだという。

 これはメッセージの遣り取りでは伝わらないな… と思ったら相手から電話が架かってきて、こちらの口調で執着していないのは理解してもらえたようだ。その人には言われなかったが、だったら、個人情報が漏れるのは、どこから? という問題がある。

 

 もう最初の何日かで全てを書き尽したようで嫌なのだけど、最初の方で書いたように、私が新しく、このBlogを始めたのは、前のBlogのURLとともに個人情報をバラ撒かれたからだ。それも、私が資産家の息子で… などと当時の私のBlogが面白おかしくなるような嘘を大量に盛り込んで。

 このBlogでは明らかにしているが、私は精神障害があり年金で生活をしていて、それで足りない分を親からの援助などで埋めている。それを、例えば今月は医療費が嵩んだのに親からの仕送りが少なくて苦しいと書いたら、月に10万円、貰っているのに苦しいって書いているというように尾ひれを付けて書くのだ。

 それで前のBlogは炎上した。当然、アクセス解析では参照元というかリファラーというか(ごめんなさい、定義が判っていない)流入元は無料の解析でも判る。2つ、突出したサイトがあった。1つは個人のBlogだ。

 それで、そのサイトに飛んでいったら、いきなり私の顔写真が出てきて、住所・氏名、各SNSのアカウントまで載っている。Twitterで不快なダイレクトメッセージ(DM)を送ってきたのでブロックしたが、Twitterではアカウント名を変えてもDMの送り先などは引き継がれる。アカウント、すべて閉鎖。

 

 事の発端は、こうだ。前任の医師の判断が、私の病状を的確に把握していない(例を挙げると、辛くて起きられないと言うとゴロゴロしていたいための言い訳と言われたりする)と思ったので、的確な診断を受けていないと思うが…とYahoo! 知恵袋で訊いた。

 私は「病気は見られるけど人間を見られないのでしょう」という回答をベストアンサーに選び、その人の「痛いところを突かれて、ここ(知恵袋)で同情を買いたいのでしょう」という回答を却下した。そうしたら、プロのカウンセラーのいうことが効けないのか、になった。

 プロのカウンセラーというので経験豊富な臨床心理士かと思いきや、金を払えば誰でも取れる民間資格で、しかも、その人のBlogを見るとカウンセリングをした経験もない。結局、私を悪く、自分を良くいえるのもハッタリだと放っておいた。

 

 私が自分の顔写真が載っているサイトを見付けたのは、それから、すでに数年が経ってからだと思う。そいつのサイト(無料Blogサービス)には「遠回りながら執拗に」調べたと書いてあって、正直いって怖かった。

 当時、私はスピルバーグ監督の「激突!」のようと他人に説明したが、今になると、どうも、それだけだと違うような気がするのだ。(時代が時代だから情報戦的だけど)私を追い詰めてやろうという気は同じだと思う。

 しかし、「激突!」のトレーラー運転手と違って「俺がやってやったぜ!」と自分を誇示したい欲求みたいなものが見て取れたことだ。相手を滅ぼしたいだけでなく、自ら「遠回りながら執拗に」調べて私の本性を暴いてやったぜ! と書くか? という点が、なんとなくマスコミに似ていると思った。

 

 そいつは、私のYahoo!のニックネーム(IDではなくエイリアス)から、私の住所氏名、会ったこともないのに顔写真まで入手していた。一個人でも、それができるのだもの、マスコミなら、もっとチョロいでしょう。

 しかし、そのネットストーカーみたいな人間が「遠回りながら執拗に」に調べたと誇っているように、○○砲を放つ週刊誌も、その執念を誇りたいと思ったまでです。それは、真実を突き止めようとする報道の使命ではなく、他のエゴが働いているのかなと。

 

P.S. 私の個人情報を晒した奴は、自慢するために自分の個人情報も公開しているので、そのカウンセラーの民間資格を与えている会社に、御社の人を名乗る人間に、こういうことをされましたと言ったら処分を食らった模様。