身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

火の用心。

  昨日、黙々と楽器の練習をしていたら消防車のサイレンと半鐘が聞こえた。ウチの前に高層ビルがあり、よく消防車が来るので、あぁ、またかと思い、黙々と楽器を演奏していた。周りの音など気にしていなかった。

 ところが、私が住む部屋の下から人の声がする。ええ? 火元はどこ、と思ってベランダに出てみると、隣の蕎麦屋だった。消防車2台にパトカー数台と、かなり大掛かり。見たときにはすでに鎮火していたが、ぜんぜん気が付かなかった。

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 20年くらい前には、まだウチの周りには木造の家屋が多く、冬になると毎日のように火事で消防車が出ていた。泊まりに来た友達が、消防車の音に慣れていないので起こされ、江戸の華だな… と、つぶやいていた。

 火事って他人に迷惑を掛けるのが、いちばん嫌だよなと思う。他人の大切な財産や思い出を焼いてしまったら、それこそ取り返しがつかない。昨晩の火事は気を付けようと思っていた矢先の出来事だった。

 

 数日前から、家に帰ると何となくガス臭い感じがした。ガスコンロを使ったときの残り香か何かだろうと思っていたが、昨日、偶然にも原因を見付けてしまった。ガス栓からガスストーブへのコードからガスが漏れているのだ。

 他人事とは、よく言ったものだ。前にいた会社の上司は他人のミスを「前車の轍」といって、ミスを見付けるたびに、みんなを集めて散々、原因を議論した。今でも、やりすぎ感は否めないが、気持ちは解る。

 で、今日も日常を送らなければならないので、昨晩、ネットの通販でガスホースを注文し、今朝、受け取った。ヨドバシカメラは、都内に住んでいると実はAmazonのプライムより早い。

 新しいホースは昔のガス管のような造りで弾力性がある。前のホースは金属を編んだような造りで、踏めばペッタンコになってしまった。それでガスの通りがよくなったのか、暖房が効くのなんの南野陽子

 今までは室温が18℃までしか上がらず、ストーブが壊れているのではないかと思った。それが、同じ設定温度で、ストーブ内蔵の温度計が28℃とかを指している。今まで普通に転がっていたペットボトルが解けている。

 いやぁ、意外なことが原因なことはよくあるが、ガス漏れも室温が上がらないのも、ガスホースが原因だとは思わなかった。たかがホースと侮ってはいけない。ガスは匂いが付いているからいいが、下手をすると火事になっていたかもしれない。

 

(写真は私のInstagramより)