身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

成人の日に想う。

 あまり日曜・祝日に左右されない生活を送っているせいか、今日が成人の日だということは友人のFacebook投稿を見るまで忘れていた。昭和生まれの私には、まだ成人の日=1月15日という感覚がある。

 私は成人式に出してもらえなかった。精神病で高校を辞めた私は外に出るのはミットモナイと言われて自宅からも出してくれなかった。就職活動でスーツがなくて、学生課に成人式のときのスーツがあるだろうと言われたが、そんなものはない。

 そのくせ、私の親は、みんな、いい成人式だったって言ってるわよと無神経に言った。本当にブン殴りたくなった。しかし、鬱病で動けなくなった私に暴力を振るい、それを振り払った私が家庭内病力を振るったといって警察を呼んだ親だ。

 なんか、成人の日は、嫌な思い出をたくさん思い出して辛い。身体がそれから逃避するかのように睡魔に襲われ、今日は1日、死んだように寝ていた。